Infographics Lecture

TOKUMA
4 min readDec 2, 2018

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東海大学におけるインフォグラフィックス講義も今年で6年目。デザイン課の富田先生のクラスと数学科の山本先生のクラスの合同授業。

毎年200枚以上あるスライドを、今年は一枚絵の地図にまとめてしまい、イラレ上で操作をしながら、情報の追加、移動と階層変化をさせながらの講義にトライしてみました。結果としては、初めて試みということもあり、ややもたついてしまった感(&いくつか用意しつつ、話し忘れた部分も…)はあるものの、今後に手応えを感じる方法だなと(所謂Preziの自由度を上げたスタイル)思いました。

http://www.bowlgraphics.net/

冒頭のアイスブレイク(つかみ)は、目玉焼きの味付けはなんですか?」という古典的な質問から。ただし、エクセルとイラレを用いて、グラフをイチから作成するところを見せるというもの(画像は講義中のものとは別)。前日アップデートしたCC2019に苦戦してしまい、ちょい恥ず。(素直にイラレを再起動すれば良かったと反省)

目玉焼きの味付け。パイチャートとイラストの融合。

講義内容は、最近のインフォグラフィックス的な依頼事案の紹介から、データビジュアライズとインフォグラフィックスのアプローチとゴールの違い。どのように好奇心の好循環から知の欲求を走らせていくのか?などといった話。また、関係性の可視化の問題、社会の罠、デザイナーのエゴ、既知と未知、時間と地図。そして、ワークを交えたフレーミングや相対性の意識付け、主観的な事柄をデータとして見せていく体験など。

生徒らの机には講師のPC画面を共有するモニターと作業用のPCモニターがある。(羨)
デビッド・マキャンダラス氏の図を元に解説

最後に、生徒達の制作しているインフォグラフィックスについての進捗発表があり、その場でアドバイスを求められるという{仕事モードな}大喜利も。テーマは、「3分」「運命」「下着」「駄菓子」「東京オリンピック予算」「平成」と、多様なアイデアにあふれておりました。

自分も20年以上前になる(w)学生時代(社会学部在籍)に、TDLやミネラルウォーター、通信カラオケ、ポケベルなど、身近なことをフィールドワークと統計データを交えたレポートを作成していたのですが、アウトプットのスタイルは違えど、似たようなことをしているなと。実はインフォグラフィックス的なアプローチを学生時代に経験していたんですね。当時は、まだデザイナーになろうだなんて全く考えてもいなかった時ですが。

富田先生、山本先生には、毎年、私の試行錯誤と実験の場をご提供いただき、感謝です。ありがとうございます。あと、3人の男子を抱え育児に忙しい最中にもかかわらず、駆けつけてくれた川原さんもありがとう。そして、川原さんを送り出してくれた旦那さんのフォローにも感謝。

http://tomita.me/

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